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この出会いは…
第2章 いい兆し
「あー、ホントに楽しかった!ごはんも美味しかったし、最高です!ありがとうございました。」
あの後、星さんの本性が分かったところで、お店を出て、タクシー乗り場に向かっているところだ。
「それに、また…ご馳走になってしまって。」
そう…、結局定食屋でも奢っていただいて、私と美怜はお礼を言った。
「ありがとうございました。」
「いや、突然誘ったんだし。俺らも楽しかったから。」
タクシーを待つ間も会話が弾んで、あっという間に順番が来た。
みんな同じ方向だから、みんなで仲良く一緒に乗った。
助手席に一ノ瀬さんで、後部座席は星さん、美怜、私の順番で座った。
もちろん美怜の計算と一ノ瀬さんの気遣いでこうなったわけで、タクシーの中でも、美怜と星さんの会話は続いていた。
滝本さんと琴莉も上手くいって欲しいな…。
琴莉も恋愛においては苦労組だから、次こそは幸せになって欲しい。
案外、美怜たちより早く付き合っちゃったりして。
琴莉にとっても、今日がいいきっかけになればいいな。
「あ、着いたよ。5階だったっけ?エレベーターまで送るよ。」
「ちょっと待っててください。」
運転手さんに断って、星さんと一ノ瀬さんも降りてきてくれた。
「へぇ、お前、美怜ちゃんち行った事あんの?」
一ノ瀬さんがニヤニヤしながら星さんに聞く。
「いや、なっ、ないですよ!そっ、そういう話を以前にしただけで!」
「そうだよ、お前、いきなり何言ってんだよ。」
取り乱した美怜とは対照的に星さんが冷静に切り返す。
「ふーん、じゃ5階まで送ってあげて?俺らは3階で降りるから。」
尚もニヤニヤと笑う一ノ瀬さん。
へ?エレベーターまでじゃなくて?
しかも、3階って私の家?
あの後、星さんの本性が分かったところで、お店を出て、タクシー乗り場に向かっているところだ。
「それに、また…ご馳走になってしまって。」
そう…、結局定食屋でも奢っていただいて、私と美怜はお礼を言った。
「ありがとうございました。」
「いや、突然誘ったんだし。俺らも楽しかったから。」
タクシーを待つ間も会話が弾んで、あっという間に順番が来た。
みんな同じ方向だから、みんなで仲良く一緒に乗った。
助手席に一ノ瀬さんで、後部座席は星さん、美怜、私の順番で座った。
もちろん美怜の計算と一ノ瀬さんの気遣いでこうなったわけで、タクシーの中でも、美怜と星さんの会話は続いていた。
滝本さんと琴莉も上手くいって欲しいな…。
琴莉も恋愛においては苦労組だから、次こそは幸せになって欲しい。
案外、美怜たちより早く付き合っちゃったりして。
琴莉にとっても、今日がいいきっかけになればいいな。
「あ、着いたよ。5階だったっけ?エレベーターまで送るよ。」
「ちょっと待っててください。」
運転手さんに断って、星さんと一ノ瀬さんも降りてきてくれた。
「へぇ、お前、美怜ちゃんち行った事あんの?」
一ノ瀬さんがニヤニヤしながら星さんに聞く。
「いや、なっ、ないですよ!そっ、そういう話を以前にしただけで!」
「そうだよ、お前、いきなり何言ってんだよ。」
取り乱した美怜とは対照的に星さんが冷静に切り返す。
「ふーん、じゃ5階まで送ってあげて?俺らは3階で降りるから。」
尚もニヤニヤと笑う一ノ瀬さん。
へ?エレベーターまでじゃなくて?
しかも、3階って私の家?