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この出会いは…
第2章 いい兆し
「いえ、だっ大丈夫です。」

「なんか、怖がらせたり…イヤな思いばっかりさせて、ごめんね。」

驚いて顔を上げると一ノ瀬さんが切なそうに微笑んでいた。
どうしてそんな顔をするのだろう。
一ノ瀬さんの顔に私まで切なくなってしまう。

「あのっ!もう、怖くありません。一ノ瀬さんが怖い人じゃないと分かってますから!イヤな気分になったりなんてしません!」

思わず声が大きくなってしまって、一ノ瀬さんが驚いている。

「星さんも滝本さんも一ノ瀬さんのお友達だから、怖くはありません!」

「知花ちゃん…」

「あの、私、今まで、出来るだけ男性を、さ、避けてきてたので…あの、はっ、恥ずかしいんですが…そういうのに、なっ慣れてなくて、ですね…」

これ、今私、墓穴掘ってる!?
テンパッて何言ってるのか分からなくなってきた。

「その…、すみません…」

もう、何言ってるんだ。
そんな私を見て、一ノ瀬さんは『また謝ってる』と笑った。

「ありがとう。そう言ってもらえるとは思ってなかった。怖くないって。鵜呑みにするよ?俺。」

そう言って微笑みながら首を傾げる。

「はい。ホントですから。」

「ありがと。……まぁ、"そういう事"もこれから慣れていけばいいんじゃない?」

"そういう事"の話に戻って、顔が熱くなった。
墓穴を掘った自分に泣けてくる。

「俺の事も慣れてくれると嬉しいけど。」

へっ?
そう言うと同時に頭を触られた。
思わず身体がビクッとする。
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