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この出会いは…
第2章 いい兆し
「俺、好きになっちゃうかも…」
「は?」
今、何て言った?
星の思いもよらなかった発言に耳を疑う。
「知花って名前も可愛いよな。」
おい。
「顔も広報に配属されたのが頷けるしな。」
おい、待て。
「今度誘ってみようかな〜」
待てって!
マジか?マジなのか?
じゃあ、美怜ちゃんどうなるんだ?
知花ちゃんに協力するとか言っといて…
「………。」
唖然としたまま星を見ていたら、星がだんだん肩を揺らし始めた。
「ぷっ、あっはっはっはっ!お前、なんつー顔してんの?あっはっはっ、おもしれー!」
「はぁ?」
「冗談だよ、冗談!わりぃ、そんな顔して固まるとは思わなかったわ。」
肩を震わせて涙目で笑う星を見て、怒りが込み上がってきた。
くそっ、はめられた。
「ま、俺はちゃんと協力するから、今のは許して。」
涙を拭いながら言われてもな。
「マジでお前嫌い。」
「うん。で、好きなのは"知花ちゃん"?」
なっ!面白がってんじゃねーよ。
でも、星にカマを掛けられて、焦った自分。
俺は、彼女を好き、…なのか?
「……よく、分からない。」
「はぁ?」
星が思いっきりバカにした顔をした。
でも、それが本音だから仕方がない。
「放っておけない…、とは思う。」
「あっそ。」
わざとらしく大きなため息をつかれ、同じタイミングで、俺のマンションに着いたタクシーから押し出された。
去っていくタクシーを眺めながら、俺も一つため息をついた。
「は?」
今、何て言った?
星の思いもよらなかった発言に耳を疑う。
「知花って名前も可愛いよな。」
おい。
「顔も広報に配属されたのが頷けるしな。」
おい、待て。
「今度誘ってみようかな〜」
待てって!
マジか?マジなのか?
じゃあ、美怜ちゃんどうなるんだ?
知花ちゃんに協力するとか言っといて…
「………。」
唖然としたまま星を見ていたら、星がだんだん肩を揺らし始めた。
「ぷっ、あっはっはっはっ!お前、なんつー顔してんの?あっはっはっ、おもしれー!」
「はぁ?」
「冗談だよ、冗談!わりぃ、そんな顔して固まるとは思わなかったわ。」
肩を震わせて涙目で笑う星を見て、怒りが込み上がってきた。
くそっ、はめられた。
「ま、俺はちゃんと協力するから、今のは許して。」
涙を拭いながら言われてもな。
「マジでお前嫌い。」
「うん。で、好きなのは"知花ちゃん"?」
なっ!面白がってんじゃねーよ。
でも、星にカマを掛けられて、焦った自分。
俺は、彼女を好き、…なのか?
「……よく、分からない。」
「はぁ?」
星が思いっきりバカにした顔をした。
でも、それが本音だから仕方がない。
「放っておけない…、とは思う。」
「あっそ。」
わざとらしく大きなため息をつかれ、同じタイミングで、俺のマンションに着いたタクシーから押し出された。
去っていくタクシーを眺めながら、俺も一つため息をついた。