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この出会いは…
第3章 私の過去
「…もしもし?一ノ瀬ですが、琴莉ちゃん?」
『えっ?いっ、一ノ瀬さん?』
「知花ちゃん、少し体調が悪くなっちゃって、電車降りて、ホームで休んでたんだ。俺が送って行くし、心配しないで?」
それから、一ノ瀬さんと琴莉は一言二言会話をして、電話を切った。
「はい。一応、美怜ちゃんにも連絡した方がいいね。」
優しく笑いながら、携帯を返してくれた。
そうだ、美怜!!
着信履歴から美怜を探して、電話をかけた。
1コールもしないうちに、美怜は電話に出た。
『あんた今どこ!?何してんの!?』
電話越しでも分かるくらいに、すごい剣幕で怒っている。
「ごめん、美怜。電話、気が付かなくて。」
『それはいいから!どこにいるの?大丈夫!?』
ほとんど怒鳴っているような美怜の声は大きくて、隣にいる一ノ瀬さんにも会話は筒抜けだ。
「でっ、電車の中で気分が悪くなっちゃって…、○○で降りて、ホームで休んでた、の。」
『大丈夫なの?まだ○○駅にいるの?』
「うん。今は落ち着いてる。心配かけてごめんね?」
『知花、今からまた電車に乗るの?』
あ、一ノ瀬さんの事、言わなきゃ。
「あの…、ホームで休んでたら、いっ、一ノ瀬さんが声を…かけてくれて…」
『…そう、だったの。今、一緒?ホントにそこにいるの?』
一ノ瀬さんを見ると、美怜の声に笑っている。
そして、"携帯貸して?"のジェスチャーをする。
「いっ、一ノ瀬さんに代わるね?」
「美怜ちゃん?」
『一ノ瀬さん!知花、大丈夫ですか!?帰って来れそうですか?』
「うん、もう帰れると思うよ。今からタクシーで家に向かうね。」
『えっ?いっ、一ノ瀬さん?』
「知花ちゃん、少し体調が悪くなっちゃって、電車降りて、ホームで休んでたんだ。俺が送って行くし、心配しないで?」
それから、一ノ瀬さんと琴莉は一言二言会話をして、電話を切った。
「はい。一応、美怜ちゃんにも連絡した方がいいね。」
優しく笑いながら、携帯を返してくれた。
そうだ、美怜!!
着信履歴から美怜を探して、電話をかけた。
1コールもしないうちに、美怜は電話に出た。
『あんた今どこ!?何してんの!?』
電話越しでも分かるくらいに、すごい剣幕で怒っている。
「ごめん、美怜。電話、気が付かなくて。」
『それはいいから!どこにいるの?大丈夫!?』
ほとんど怒鳴っているような美怜の声は大きくて、隣にいる一ノ瀬さんにも会話は筒抜けだ。
「でっ、電車の中で気分が悪くなっちゃって…、○○で降りて、ホームで休んでた、の。」
『大丈夫なの?まだ○○駅にいるの?』
「うん。今は落ち着いてる。心配かけてごめんね?」
『知花、今からまた電車に乗るの?』
あ、一ノ瀬さんの事、言わなきゃ。
「あの…、ホームで休んでたら、いっ、一ノ瀬さんが声を…かけてくれて…」
『…そう、だったの。今、一緒?ホントにそこにいるの?』
一ノ瀬さんを見ると、美怜の声に笑っている。
そして、"携帯貸して?"のジェスチャーをする。
「いっ、一ノ瀬さんに代わるね?」
「美怜ちゃん?」
『一ノ瀬さん!知花、大丈夫ですか!?帰って来れそうですか?』
「うん、もう帰れると思うよ。今からタクシーで家に向かうね。」