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自己負担。
第1章 私への思い

きっと夢乃先輩が私をそうしないのは

夢乃先輩は先輩のことを知り尽くしているからだ。


夢乃先輩が私をどうこうしたとしても先輩が自分だけのものにならないって分かってるから。


うぬぼれなんかじゃない。


先輩は

自分に甘い。




相手の気持ちなんて二の次で
自分が思ったことに正直に生きている。


喉が乾いたら授業中でも堂々と水を飲むし

授業よりもしたいことがあったら授業サボってそっちを優先する。

だから
二人の女を好きになれば
同時に平等に付き合いたいと思った通りに行動する。



変人と言えば変人。

だけどそれが先輩なんだ。

初めて夢乃先輩に合ったときに言ってた

「これが直斗なのよ」

っていうのはこういう意味だったんだ。






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