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自己負担。
第1章 私への思い
夢乃先輩は先輩の部活のマネージャーだ。
男子バスケットボール部の。
しっかりしてて、綺麗で
背骨くらいまである長いブラウンの髪がとても似合っている。
なんでこんな綺麗な人が
先輩なんかを好きなんだろうって思う。
モデルや芸能人のようなイケメンと付き合っても全然つりあうだろうし、
男女問わず人気もある。
そんな人と自分が同じ立場にいるなんて
考えるとなんだか申し訳なく思う。
夢乃先輩は今まで一度も私を冷たく扱かったりしなかった。
彼氏を横取りされるのと同じような状況下で
いつも優しくしてくれる。
先輩が夢乃先輩に一緒に帰ろうと言ったとき
"葉月ちゃんも呼ぼうよ"
って言ってくれたときもあった。
リンチされたり脅されたりするんだとばかり思ってたから、
私は驚きを隠せなかった。
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