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自己負担。
第1章 私への思い

たたんだハンカチをどうしようか迷って
神村君の下駄箱の前に立った。


神村君は
厳しい人。

硬くてポーカーフェイスで冷たいオーラがでてて
見た目は少し怖い感じもある。

なのに
いつも私を気にかけてくれる。
なぜか。


無表情のまま慰められても
余計にむなしくなるだけなんだけどね。



秘密主義な彼は自分のことを話してはくれない。


だけど私はいつも心を見すかされて
なんだか悔しい。


でも

本当に辛い時に誰かがいてくれると
あったかくて
少しごまかせるような気がして。


だから
優しい言葉一つも言えない彼だけど
とても彼の存在に感謝してる。




「ありがとう…神村君」



そう言って彼の下駄箱にハンカチを入れた。

ゆっくり振り返ると
そこには神村君本人が
顔を赤らめて下を向いて立っていた。


「いたなら声かけてよ

びっくりするじゃん」


「ご…ごめん」


「ハンカチありがと」

「うん」


神村君は手に持ってた私のカバンをスっと差し出して言った。











「帰るぞ」







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