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自己負担。
第11章 明という人


「夢乃から聞いたよ。
怒ってなんかないから、顔あげて?」

「ッ…じゃあ…」

「でもごめん、正直今どうやって葉月と接したら良いのかわからない。」

アキの言葉に顔をあげたけど、
やっぱり涙がこぼれた。

これは拒絶?

「俺のただのつまんない嫉妬なんだけど。」

「……え?」

言っている意味がわからない。
嫉妬ってどういうこと?
アキが私に嫉妬する理由なんてあるのだろうか。

「とりあえず、行こう。
俺の家で良い?会わせたい人がいるから」

頭の整理がつかないまま手を引かれてアキの家に向かう。

嫉妬ってなに?
なんでアキは私の手を握ってるの?
アキは私を軽蔑してたんじゃないの?

頭の中でたくさんの疑問がグルグルと回っていて、
訳がわからないままアキの家に着いた。

「ただいまー。」

「お邪魔します…」

「あら、葉月ちゃんいらっしゃい!」

聞きなれた声に顔を上げると、
そこにいたのは夢乃先輩だった。

「ゆっ夢乃先輩!?!?
なんで……」

驚いてアキの手を思いっきり振り払ってしまった。

なんでアキの家に夢乃先輩がいるの?
付き合ってないって言ってたのに……

胸がドクンと跳ねる。

「会わせたい人って…」

「そうだよ。夢乃。
詳しく説明するから、とりあえず俺の部屋来て?」

驚いて呆然と立ち尽くす。
こんなところまで来て俺は実は夢乃が好きなんだなんて言われたら、
もうショックで立ち直れないだろう。



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