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自己負担。
第11章 明という人

私の言葉を聞いて、
今までないくらいアキはくしゃっと可愛い笑顔を見せた。

その笑顔をみた瞬間、

通じたんだ

と思った。


「はああああ、
緊張したー。
じゃあなんでお前あんな奴に抱かれたんだよ、
どういう神経してんの?」

アキは脱力してその場に座り込むと、
笑顔から一変して怒りを露わにした。

「あれは……
アキは夢乃先輩が好きで、
叶わないと思ってたから…。

先輩が俺のこと利用していいよって。
アキのこと想像して…」


「なんで叶わないとか決めつけるの?
それもっと早く知ってれば…」

「だって!!!キスしてた!!!夢乃先輩と!学校で!」

アキは唇を噛んで悔しそうな表情を見せる。

「あの時は…
まだ夢乃が好きだと思ってたから。

ってかお前みたのかよ…」

「うん……。」

「…ごめん……」

「わたしも…
いくら辛いからって好きでもない人に抱かれるとか、
やっちゃいけなかったよね。ごめんなさい」


2人の間に重い沈黙が続く。


その沈黙を破るようにアキがわたしの手をそっと握った。

「もうすんなよ。
葉月はもう俺のものなんだから。」

真剣なアキの表情に、胸がキュッと締め付けられる。

「うん。絶対しない!
もう絶対アキ以外と寝たりしない!」

「お前っ煽んなよ…
どんな気持ちで俺が抑えてるとおもって…」

アキは顔を赤くして片手で口を覆う。
そんな表情すらかわいいと思ってしまうのは惚れた弱みなのかな?



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