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自己負担。
第1章 私への思い
なんで私のカバン持ってるの?とか
帰るぞってどういう意味?とか
聞きたいことはいっぱいあったのに
「…うん!」
彼の手からカバンを受け取って
頷いていた。
今は誰でもいいからそばにいて欲しい
それが本音だった。
こんな気持ちのままいつも先輩が送ってくれる道を一人で歩くのは
やっぱり辛いから。
私は無言のまま神村君と一緒に校門を出た。
神村君は私の顔色をうかがいながら
いつも先輩と帰る道とは違う道を選んで、必ず私の道路側を歩いた。
先輩がいつも道路側を歩いてくれてたのには気付かなかったのに
神村君がサっと道路側に移動してたのに気付くなんて。
私、本当に先輩の彼女?
.
帰るぞってどういう意味?とか
聞きたいことはいっぱいあったのに
「…うん!」
彼の手からカバンを受け取って
頷いていた。
今は誰でもいいからそばにいて欲しい
それが本音だった。
こんな気持ちのままいつも先輩が送ってくれる道を一人で歩くのは
やっぱり辛いから。
私は無言のまま神村君と一緒に校門を出た。
神村君は私の顔色をうかがいながら
いつも先輩と帰る道とは違う道を選んで、必ず私の道路側を歩いた。
先輩がいつも道路側を歩いてくれてたのには気付かなかったのに
神村君がサっと道路側に移動してたのに気付くなんて。
私、本当に先輩の彼女?
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