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自己負担。
第6章 戸惑いと快楽
「なぁ

抜けよう。」

「は?」

沈黙をおいて彼が言った言葉に頭がついていかなくて、マヌケな声が出る。

「全部吐かせる。
俺先でてるから
周りには帰るフリして金渡して外出てきて。」

「えっ…ちょっと待っ」

確かに帰りたいって思ったけど…
この人について行ったら
きっと先輩とのこととか聞かれて
心の傷がえぐられる気がする。

でも時刻はもう10時近くで、正直ひとりで帰るのも平気ではない。
この辺酔っ払い多いし…

私は諦め半分で、
お金だけおいてそっと部屋を出た。

自動ドアを出ると、
少し肌寒い風が吹き抜けた。

「大丈夫だった?」

「なにが?」

「隣の2人。深かったじゃん」

「そっそういうの口に出さないでよ…」

私達の隣の席に座ってた2人は、
人目を気にせずに大胆で。
目のやり場に困って、部屋を出てきた。
アキに呼ばれたからって言うのもあるけど。

「送って…欲しいんだけど
家までの道、暗いから」

「なにいってんの。
このまま帰すわけないから」

やっぱり…
素直に言ってもダメか。

「いくぞ」

「ちょっ……手!」

強引に私の手首をつかんで歩き出す。
もういいや、諦めよう。
この人、きっと私の話なんて聞かないだろうし。



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