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自己負担。
第6章 戸惑いと快楽
いきなりの私の行動におどろいたのか、
「うぉっ」
っとなんともマヌケな声を出して彼はあっさり私を解放した。

そして軽く舌打ちをして、言った。
「これからがいいとこだってのに。
上がれよ、飲み物くらい出すし。
今一人で帰ったって俺よりたちの悪いヤツに絡まれるだけだろ」

笑っているけど、
ホント、笑いごとじゃない。
家の中も外も危ないなんて
どうすればいいのよ。

渋々靴を脱いで、彼の背中を追う。
リビングに足をふみいれると
大きくてやわらかそうなソファーが目に入る。
おいてあるもの一つひとつが
とてもこったデザインのものばかりで
落ち着かずにソワソワしている私に
彼はとても優しい表情で、
甘いホットミルクティーを出してくれた。


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