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自己負担。
第6章 戸惑いと快楽
「ねぇ、次は私が質問したい」

心が少し穏やかになって、
先輩と付き合う前みたいに自然に笑えるようになりたい
彼の私に向ける表情からそう感じた。
泣いてばかりだったから…

「どうぞ?」
彼も楽しそうに立ち上がり、
私にぴったりくっついて腰を下ろした。
近いけど、なんかもういっか。

「なんで…なんで私を家にまで連れてきたの?
合コンだからって、必ず開いてる女子と仲良くしなきゃいけない理由なんてない。
しかも全然楽しまない空気読めない私なんて…」

彼は大きなため息をついて私の目を覗きこむ。
「似てるんだよ」

「誰…に?」

「妹。義理だけど…な」

彼が少しだけ顔を歪めたのを
私は見逃さなかった。
きっと何か裏があるんだろう。

「今ちょっと俺のこと考えたろ?」

「そっそんなこと」

「それと同じだよ。俺が葉月ちゃ
んほっとけないのって」

あ…なるほど。
ただ彼は少しだけ人よりお節介な気もする。

そんなこと考えてたら、
少し笑いがこみ上げてきた。

「何、笑ってんだよ」

「だってアキ、見た目と性格全然あってないんだもん。」

さっきまで襲われかけてたことなんてすっかり忘れて、
目の前で顔を赤らめるアキが
かわいくて仕方なかった。

「お前……そんな風に笑うんだ。
そうやってずっと笑ってろよ」

「っえ!?き…急に何言っ…」

今度は反対に私の顔が熱くなる。
きっと、真っ赤だ私。

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