この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
自己負担。
第10章 明かされる真実

優華と一緒に校門を出る。

帰り道は反対方向だから、
別れを告げようとしたとき

「あれ?アキくん?」

優華の視線の方向に目を向けると
その先にはアキの姿があった。

部活が終わる時間にしては早すぎる。
どうしてこんな時間に?

「お、優華ちゃんと葉月」

「今日は早いんだね?」

「なんで知ってんだよー!」

優華が笑いながら聞くと苦笑いしながらアキが答える。

「じゃあ、私こっちだから!
葉月、アキくん、またねー!」

「うん。優華ばいばい。」
「じゃあなー。」




………。




残された私達の間に沈黙が続く。

なんで今日は早いの?なんて怖くて聞けない。

「…あ……じゃあ私帰るから…
また…」

笑い方、変になってないかな?
ちゃんと笑えてるかな?

軽く手を振ると、その手を掴まれた。



「っ……アキ?」


無表情で黙り込んでいるから、
アキの考えていることが読めない。

「葉月はさ…
アイツのこと、まだ好きなの?」

突然の質問に、なにを聞かれているのかすぐには理解できなくて首を傾げる。

「先輩のこと…?」

「そう」

なんでそんなこと聞くんだろう?
ここは正直に答えるべきなのかな、
それとも夢乃先輩のために聞いてる?
わからない。



.
/111ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ