この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
自己負担。
第10章 明かされる真実



「…ごめんなさい…ごめんなさい…」

家に帰ってからも、
相手を問わず一人で泣いて謝り続けた。

アキに軽蔑されたこと、
夢乃先輩を傷つけたこと、
現にいま先輩を避けて思いを返せずに傷つけていること、

全てが積み重なって、
私は自分を悪魔のようにしか考えられなくなっていた。


もうどうしたらいいの?

私が自分の思いが叶わない辛さを抱えるのが辛くて
先輩に甘えて、
愛なんてないくせに抱かれたのが悪かったんだ。

そんなことアキに言われなくたってわかっていた。


でも好きな人にそれを知られることほど
辛いことはない。

もう終わりなのかな。
先輩とも、アキとも。

そう思ったら涙がいつまでたっても止まらなかった。


1人では抱えきれなくなって泣きながら優華に電話をかけると、
わたしの今までの軽率な行動をたっぷりと叱られた。

どうしたらいいかわからないと言う私に、
先輩かアキかどちらか一方に絞れないなら
どちらともきっぱり切るべきだと言われた。


今すぐ答えを出すことなんてできない。
でも自分の思いが決まるまで中途半端なことはせずに1人でしっかり考えるべきだと思った。

わたしが散々目をそらしてきた事で
こんな事態を引き起こすなんて、
思ってもいなかった。




.
/111ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ