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自己負担。
第10章 明かされる真実

昨日のアキの態度を思い出すと涙が滲む。

今更何言ってるんだって笑われるかもしれない。

アキが好きなのは夢乃先輩だってことはよくわかっている。
夢乃先輩のことを語るときのアキはとても切なそうな表情を見せるから。
叶わないとわかっていても、
わたしは先輩との関係を続けることはもうできないから。

まっすぐな夢乃先輩をみてると、
私も自分の気持ちに素直になって、
ダメだったらダメで受け入れようと思えた。

「実はね、そうじゃないかなーって思ってたの。
でもね、放課後の2人をみちゃって

わからなくなった。」


「そう…だったんですか…」

やっぱり見られてたんだ。
夢乃先輩はどんな思いで私たちの行為を見ていたんだろう。
夢乃先輩の心の内を想像すると胸がズキズキと痛む。

もし自分がアキと夢乃先輩の交わりを見てしまったら?
耐えられるはずがない。
我慢できずに泣いてしまう夢乃先輩の気持ちもわかる。


「でも、今日聞いて安心した!
私にはまだ望みあるのかもって思えたし!」

夢乃先輩は吹っ切れたように、
すっきりとした笑顔をみせていて、今日会ったときのような重さは感じられなかった。


でも待って?
夢乃先輩は、先輩のことが好きならどうしてアキと付き合ってるの?

望みあるって、また先輩の元に戻りたがっているように聞こえたんだけど…


「あのー…夢乃先輩?
嫌な気分にさせてしまったら申し訳ないんですけど…
アキとは付き合ってないんですか…?」

夢乃先輩は大きな目をぱちくりさせて固まってしまった。
何かおかしい事聞いちゃったのかな?


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