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LOVE SCENE
第2章 シアワセ職人
「…う、そぉ?」
声を聞いちゃった!
っていうか、会話しちゃった!
私の声は聞こえてなかったかもしれないけど。
でもでもでも、向こうから挨拶してくれた!!!
「…はあぁ~…」
止まっていた息を吐き出したら、頬がほてってきた。目を閉じて、バクバクする心臓に落ち着くよう言い聞かす。
ああ、まだ信じられない。
「ミトちゃん、朝礼やるよー」
先輩の声にハッとして、私は急いで店内に戻った。
駅に近い大通りにある美容室『FLOWER』
私はここでアシスタントをしている。
美容専門学校を出て四年目。
そろそろスタイリスト試験に受かってアシスタントを卒業しなければならない時期だけど…。
緊張するとテンパる私は、なかなか合格できずにいる。
そしてもうすぐその試験日で、今は練習に全神経をつぎ込まなきゃいけない時なのに。
声を聞いちゃった!
っていうか、会話しちゃった!
私の声は聞こえてなかったかもしれないけど。
でもでもでも、向こうから挨拶してくれた!!!
「…はあぁ~…」
止まっていた息を吐き出したら、頬がほてってきた。目を閉じて、バクバクする心臓に落ち着くよう言い聞かす。
ああ、まだ信じられない。
「ミトちゃん、朝礼やるよー」
先輩の声にハッとして、私は急いで店内に戻った。
駅に近い大通りにある美容室『FLOWER』
私はここでアシスタントをしている。
美容専門学校を出て四年目。
そろそろスタイリスト試験に受かってアシスタントを卒業しなければならない時期だけど…。
緊張するとテンパる私は、なかなか合格できずにいる。
そしてもうすぐその試験日で、今は練習に全神経をつぎ込まなきゃいけない時なのに。