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LOVE SCENE
第2章 シアワセ職人
多分、大学生?
ほっそりとした長身に端整な顔立ち。
まるでモデルのような容姿に一瞬で惹かれてしまった。
たまにすごい寝癖がついていることがあったりして、見た目とのギャップが可愛らしくも思う。
ただひっそりと目で追うだけだった彼と、初めて会話したラッキーデーなんだから、頑張らなくちゃ!
…と、張り切りすぎたのか今朝のワンシーンがフラッシュバックするせいか、閉店まで空回りばかりしてしまった…。
「お客様の襟元濡らすなんて、初心者以下だよ」
「…すみません…」
「ミトちゃんさぁ…」
「…はい」
うなだれる私に、店長は大きなため息をついて
「今日はレッスンしなくていいや」
「え?」
出来損ないを見限られてしまったのかと冷や汗が出る。
ほっそりとした長身に端整な顔立ち。
まるでモデルのような容姿に一瞬で惹かれてしまった。
たまにすごい寝癖がついていることがあったりして、見た目とのギャップが可愛らしくも思う。
ただひっそりと目で追うだけだった彼と、初めて会話したラッキーデーなんだから、頑張らなくちゃ!
…と、張り切りすぎたのか今朝のワンシーンがフラッシュバックするせいか、閉店まで空回りばかりしてしまった…。
「お客様の襟元濡らすなんて、初心者以下だよ」
「…すみません…」
「ミトちゃんさぁ…」
「…はい」
うなだれる私に、店長は大きなため息をついて
「今日はレッスンしなくていいや」
「え?」
出来損ないを見限られてしまったのかと冷や汗が出る。