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LOVE SCENE
第2章 シアワセ職人
「あ、あのぅ」
怪訝そうな表情に怯みながら
「えと、私はそこのFLOWERっていう美容室でアシスタントをしてるんですけど…」
「急いでるんで」
足早に去られてしまってうなだれた。
「はあぁ…どうしよ」
美容師なるのは小さな頃からの夢だった。
お人形さんの髪を三つに編んだり、リボンを巻いたり、終いにはハサミでおかっぱに切り刻んで母親に叱られたりした。
修行を積んで、いつかブライダルヘアメイクの仕事に就きたい。
夢はちゃんと心の中にあるというのに、なかなか近づけないのはやっぱり努力が足りないのかな。
「よし、頑張らなくちゃ!」
ちょうど電車が着いたのか、駅から溢れてきた人の流れの中で、振り向きざまに歩き出そうとした途端。
怪訝そうな表情に怯みながら
「えと、私はそこのFLOWERっていう美容室でアシスタントをしてるんですけど…」
「急いでるんで」
足早に去られてしまってうなだれた。
「はあぁ…どうしよ」
美容師なるのは小さな頃からの夢だった。
お人形さんの髪を三つに編んだり、リボンを巻いたり、終いにはハサミでおかっぱに切り刻んで母親に叱られたりした。
修行を積んで、いつかブライダルヘアメイクの仕事に就きたい。
夢はちゃんと心の中にあるというのに、なかなか近づけないのはやっぱり努力が足りないのかな。
「よし、頑張らなくちゃ!」
ちょうど電車が着いたのか、駅から溢れてきた人の流れの中で、振り向きざまに歩き出そうとした途端。