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戦国ラブドール
第6章 讒言
額に軽く口付けて訊ねれば、大海は赤くなった頬をより一層上気させる。高虎から視線を外し、消えそうな声でやっと呟いた。
「……気持ち、良かった」
いくら小さな声でも、まだ繋がっているのだから高虎の耳には届く。恥じらいながらも頷いた姿に、入れたままの高虎自身が唸りを上げた。
「仕込み甲斐のある女だな、お前。気に入った、まずは俺を刻み込んで覚えろ」
高虎は着物と一緒に床へ散乱していた手拭いに手を伸ばし、大海の目を覆う。すると視界が遮られた分他の感覚が鋭くなったのか、それだけで大海の中が締まった。
一度気をやって敏感になった体は、一突きするだけで面白いように跳ねる。見えない事が怖いのか、大海は高虎に抱きつきぴたりと身を寄せながら喘いだ。
「ふうっ、あ、んっ、ぁ……!」
不意に胸を掴めば、予想外の刺激に鳴く。突然動きを緩めれば、必死に絡みつき快楽を促す。大海は自分が何も見えないせいか、高虎が大海の淫らな姿を見ていると忘れて本能のまま乱れる。そしてその姿がますます高虎を興奮させているとは、全く気付いていないようだった。