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戦国ラブドール
第6章 讒言
高虎のものは激しく抽挿しながら、絶頂に向かいますます硬直していく。残された感覚を全て高虎に支配された大海は、中でそれを感じ取ると奥を強く締めた。
「くっ――」
肌がぶつかる音が響き、奥まで突き込まれた瞬間。熱いものが迸り、大海を巻き込み絶頂へと向かう。全てを植え付けるように小刻みに揺れる腰に、大海は吐息を荒げる。力の抜けた体を労るように全身へ口付けされると、温かいものが胸の中に広がった。
大海が落ち着くのを見ると、高虎は手拭いを外して濡れた体を拭いていく。そして着物を投げてよこすと、自分も着物に袖を通した。
「お前がどんな人間かは、よく分かった。佐吉がわざわざ讒言した理由もな」
「佐吉……? って、もしかして、あたしを妖婦だなんて言い出したのは、佐吉なのか?」
「この城でそんな事に口出しする奴なんて、佐吉くらいしかいないだろ。全く、正義漢ぶって嫌な奴だよ、あいつは」
讒言するような人間は佐吉だけなのかどうか、城に来て短い大海にはよく分からない。だが高虎が佐吉を内心良く思っていないのは、刺々しい態度を見ればすぐに理解した。