この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
戦国ラブドール
第7章 はじめての共同作業
 
 話を振られて、真っ先に口を開いたのは市松。先程虎之助に止められたせいか、拳を握り力説を始めた。

「俺も反対です! 諍いの種になるってんなら、虎之助の嫁になればいいんです。高虎さんが出る幕じゃあないでしょう」

「市松は、虎之助に彼女を譲れるのか?」

「親友の幸せを祈るのが、男ってもんでしょう! 虎之助がようやく生身の女に興味を持ったんです、俺は温かく見守りますよ」

 虎之助と大海は恋仲でないのだが、市松はずっと勘違いを続けている。頼もしいのは大海にとっても有り難いが、高虎だろうが虎之助だろうが、引き取られるのは想定外。引きずられて頷かないよう、大海は気を引き締めた。

「じゃあ市松、虎之助ではなく佐吉に彼女を渡すと言ったらどうする?」

「はあ!? なんであんな陰険野郎にやらなきゃならないんですか! 断固反対、ぶっ飛ばして返してもらいます!」

「それでは虎之助にも渡せないな。子飼いの皆が仲良くなる事、それが兄上の目的だ。お前達が仲良くやっていけると証明しない限り、彼女は毒だ」

「それはっ……でも!」
 
/656ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ