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戦国ラブドール
第10章 市松の暴走
餌を前に待ち切れない獣のように、市松は大海の体を貪っていく。性急な手つきは、淫夢に乱されていた大海へ火を付ける。夢ではなく、現実に与えられる快楽に、大海は甘い吐息を漏らした。
「ん、はあっ……あ、そこ、いい……」
素直に足を広げれば、ためらいなく突き込まれる骨太な指。自ら耽る姿は、市松を興奮させた。
「やべぇ、これ持たねぇな……ちっと狭いが、もう入れるぞ!」
焦った市松は、大海の足を掴むと自身を押し当てる。そこはしっかり濡れているが、市松は自分の大きさをやはり失念していた。考えなしに突き入れた瞬間、色に耽っていた大海は目を見開き叫んだ。
「いっ……たぁっ!! やだっ、ちょっと……ううっ」
大海の額に脂汗が浮かび、市松は半端に自身を刺したまま慌てる。大海は下から市松を睨むと、勢いのまま怒鳴った。
「なんであんたは、そう無茶するんだい!! もうっ、こんな大きいの、入らないよ……」
「いや、だってよぉ……お前だって気持ち良さそうにしてたし」
「き、気持ち良くなんかない、痛い!」
怒りのまま放たれた言葉に、市松は眉をひそめる。