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戦国ラブドール
第11章 苛立ちの半兵衛
だが熱のくすぶる体は細い指だけでは満足いかず、まだ中をひくつかせていた。
「どうして、もう終わりなんて……」
「あなたの覚悟は、どこまで保ちますか? また今度、確かめさせてもらいます」
半兵衛は律儀に礼をすると、大海へ背を向ける。だが一歩足を踏み出したかと思えば、すぐに足を止め佐吉に声をかけた。
「佐吉、彼女を救いたいと思うなら、まずは体を満たしてやりなさい。今、一番彼女が欲しいのは、言葉より肉棒でしょうから」
それだけ言い残すと、半兵衛はどこかへ立ち去ってしまう。残された佐吉が座る大海を見下ろすと、熱に浮かされた視線がぶつかった。
「……巻き込んで、ごめん。あたしの問題なのに、あんたに変な事して」
佐吉の股は、未だ猛り膨らんでいる。熱い視線が絡めばさらに熱が溜まり、成長していた。
「本当に、ごめん。もっと迷惑かける事、今から言う」
大海を支配するのは、中途半端に投げ出された欲。耐えきれない自分を嫌悪しているのか、大海の頬に涙が伝う。
「佐吉、あたしを――」
「何も、言うな」
佐吉はしかめっ面のまま、大海の唇を自身の口で塞ぐ。