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戦国ラブドール
第2章 狂宴
嫌がる大海を無視して、虎之助は指に力を入れる。僅かでも広げられると大海は髪を振り乱し、涙をこぼして懇願した。
「いやっ! やめて……おねが、い」
広がるそこを締めようと力が入るのか、虎之助が指を深めるたびに前も締まる。それに気を良くした行長が下から突き上げれば、突き抜ける快楽が不浄への侵入を忘れさせ、虎之助の指を許してしまう。悪循環に手を打ったのは、様子を見ていた市松だった。
「虎之助、人には無茶させるなって言っといて、自分は泣かせる気かよ。止めてやれ、本気で嫌がってんぞ」
「ちっ、うるせぇな」
虎之助は舌打ちしながらも、指を離し大海にのしかかる。そして行長に合わせてのけぞる背中を撫でながら、耳に唇を落とした。
「あそこは、これから慣れてきたらな」
鼓膜に響く低い声に、大海の胸が騒ぐ。すると行長は眉をしかめ、虎之助に文句をこぼした。
「でかい図体で乗ってこないでくださいよ、重いんですから! ちょっと待っててくださいよ、うっとおしい」
虎之助をどかせると、行長は繋がったまま身を翻し大海の上に覆い被さる。