この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
戦国ラブドール
第25章 赤壁の戦い③
 
 皆が頭巾をしている中、一人だけ顔を晒した人間がいれば、誰しもがそれを頭だと思ってしまう。皆の心に、紅天狗は全員捕まえたと油断が生まれていたのは間違いない。

 大海は何があったかあまり判断がつかないが、全てを操っていた黒幕がさくや――黒月で、捕まったはずの赤月がここにいるのも、黒月の仕業だと確信した。

「けど……男だとして、どうやって秀吉様に取り入ったんだい。ただの侍女じゃなかっただろ、あんた」

「簡単な事だ。お前も一度使われただろう、香で思考を飛ばしてしまえば、何をしたかは忘れ、ただ気持ち良いという感覚だけが残る。脱いで見せなくとも、そんな気分にさせる事は可能だ」

「薬だなんだって、卑怯な真似ばっかり! 半兵衛殿を陥れたのも、あんたなんだね」

 黒月の背丈や体格は、半兵衛によく似ている。体格はともかく、背丈は偶然の一致だろうが、これを知った黒月が利用するのは不思議な事ではない。女に変装して秀吉を欺くのだ、男である半兵衛に化けるのは、朝飯前のはずだ。

「小夜にも、薬を盛って頭をおかしくさせて、半兵衛殿と会っているんだと刷り込みをしたんだね」
 
/656ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ