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戦国ラブドール
第4章 子供の時間
だが、今日は下半身の疼きが違う。昨日と同じ事をされているのに、嫌悪感はない。大海を躊躇わせるのは強い羞恥であり、それもやわやわと触れられれば綻んでいく。
同じ事でも、気持ちが違う。虎之助の言い分を、大海は身を持って知った。そしてそれは、頑固だった心へ変化をもたらす。
「……し、い」
はっきりとした物言いの大海とは思えない、か細い声。だが虎之助の耳には、瓦解の言葉は強く刺さる。快楽に涙ぐみ、知らない女の本能に戸惑いながらも、理解しようと踏み出す大海。それを教えるのが自分だと思えば、虎之助自身も下の涎がこぼれそうになる。
「腰、少し上げろ」
腰に手を添えれば、大海は素直に従う。ずぶりと猛りを突き刺せば、それだけで意識を飛ばしてしまうほどの衝撃だった。
「お前……締めすぎだ、俺が持たなくなるだろ」
「そんな、言われても……分かんな、い」
軽く腰を回せば、さらに締め付けは強まる。大海自身も知らない奥は、まだ女としての形が定まらず混沌のまま揺らいでいた。
「分からないのは構わないが……声、我慢するなよ」