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戦国ラブドール
第5章 壊れたドール
小夜もまた、姉が苦痛に顔を歪めていると気付かず、秘所を押し付けていた。
「気持ち、良い……お姉ちゃん、一緒に来て……」
小夜の背が反り、びくびくと震え始める。絶頂が近い事を悟った秀吉は、より一層激しさを増して大海を責める。
「あっ……駄目っ、もう、やぁ……」
「お姉ちゃん、わたし……はあぁんっ!」
姉妹が達するのは、同時だった。そして秀吉もまた、その瞬間大海の中へ白濁を放つ。弾けた空間にしばらく響くのは、荒い吐息だけ。秀吉は自身を引き抜くと、大海の耳元で囁いた。
「……これで、拙者とお前は共犯だな」
小さな一言に、大海は戦慄し凍り付く。そしてそんな大海に構わず、秀吉は小夜に甘く声を掛けた。
「拙者の居らぬ間も、良い子で待っているのだぞ。大人しくしていれば、たっぷり褒美をやるからな」
「秀吉様……どこかへ参るのですか?」
「ああ、大殿に呼び出しを食らっての。明日には、もう出て行く」
「寂しいです……早く帰ってきて、小夜を可愛がってくださいね」
小夜は憎いはずの秀吉に媚び、自ら口付ける。伏せたままの大海は、小夜の目に入っていなかった。