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禁断の果実に口づけを
第11章 REDな夜
無事にシャワーを浴びて、下着を身につける。
今日、デパートで購入したクリスマスカラー。
バッグの中に忍ばせていたのは、赤い下着。
総レースのボックスヒップハングのショーツ。
お腹の肉は気になるが、もはや何度かこの肉体を晒し続けてきた諦め。
腹の肉は削げないが、せめて下着くらいは綺麗な物を身につけ、セックスに臨みたい。
ブラもお揃いで買った。
どうせ直ぐに脱がされてしまうのだろうけど……
昔は焦らされながら優しく脱がされてゆくセックスが好きだった。
なのに今は……
欲望の崖から突き落とされ、もがきながら這い上がり、充てがって貰うまで必死になるセックスを覚えてしまった。
淫らになり、己の性欲の限界までを引き出され、無我夢中で求める。
指を咥えて待つばかりじゃなく、掻き乱され、羞恥の中で繋がる性交を身体が火照りながら欲してしまう。
やみつきになるくらい、淫汁で股を濡らして求める。
伸介が仕掛けるセックスの魔力に、私は逆らえない。