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禁断の果実に口づけを
第36章 恋が教えてくれたこと

 「キスって気持ちいい……」

 「あぁ……不思議としたくなるな」


 これはムーンパワー?
甘く優しい夜なんて、私には無縁だと思っていた。
それでも、酔いしれたい夜もあるわ。
 

 「ねぇ、もっと……して欲しい……」

 「じゃあ、もっとこっちにこいよ」

 あなたは私の手を取り、自分の腰の上に座らせた。
対面座位であなたの顔が近くて照れてしまうはずなのに、欲しいものに素直になって求めていく。
 
 何度もあなたの唇は私の唇と重なり合う。
月明かりの下、リップ音が鳴り響くほど熱いキスを交わし、のぼせ上がるほど、身体を密着させた。
ツンとそそり勃つ男性器がお腹に当たる。
キスを交わしながらも、私の腰を少し浮かせ、膣口を弄る指。

 「洋子……」

 「あっ、もう、ちょっと恥ずかし…いよ…伸介」

 「いっぱいされんの好きじゃん、洋子は」

 そう言ってニヤッと笑うあなた。

 「………そうね。されるの好きよ」

 
 あなたはそっと私を立たせ、月の見える位置に置く。
あなたに背を向け、湯船の淵を掴んだ。
後ろから抱きしめて、腰を浮かせる。
ガシッと腰に片手を置き、一方の手は膣口を弄り、園の状態を改めて確認する。

 「ヌルヌルしてるよ……洋子」

 「いっぱいされるの……好きだからよ」

 「そんな風に言える女、悪くねぇーよ」

  そう言って、グニュっとあなたの尖端が当たる。 

 「あっ」と声が漏れた。

 「月明かりが……お前を一層綺麗に見せんだよ……」
 
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