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禁断の果実に口づけを
第36章 恋が教えてくれたこと


 「今の洋子ならどこに行っても大丈夫だ。
お前が変われば周りも変わる。 
俺も変われた。
お前が居たから」


 「私は伸介が居たから変われたんだよ。
かなりスパルタ教育だったけどね。
今、いろんな事に感謝できる」


 ちゃんと言えてるのに涙が溢れる。
泣かないと決めていたのに……


 「洋子、折角いい女になったんだからよー
女サボンなよ。
サボんなきゃ幸せになれっから!」

 遠回しなサヨナラがあなたの口からも出た。
幸せは自分の価値観。
でも、自分が幸せじゃなきゃ意味がない。
その意味をあなたが教えてくれた。
 
 「……それ褒めてるの?」

 「一応、褒めてる。
退屈しねー女はいい女だった。
お前が変わる度にワクワク出来たよ。
男って、そういうの愉しみに生きるもんよ。
謝らねーけど、傷つけてもきたよな……
でも、お前が奮起する度に胸が熱くなった。
可愛いなぁって、いつの間にか思っていた。
そんなプレミアな女は中々居ねぇーからよ!
洋子はそんな女だよ」


 「私みたいな女が沢山居たら、世間にご迷惑よ」

 「違いねーな!
でも、マニアには堪んねーかもよ?」

 「ちょ、ちょっと!何よ!マニアって!」

 泣かせる気?笑わせる気?

 「人と同じ事ばっかな女よりずっと面白いよ。
洋子は、芯はとっても素直な女だからな。
可愛げあんのよ。
自分の世界も変わっただろ?
そんな女、最高に面白いじゃん!」


 バカバカバカ!! 馬鹿!!
優しい言葉は、瞳の奥に詰まった感情を一気に崩壊させる。
泣かせないでよ!!化粧崩れるじゃない!!
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