この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実に口づけを
第36章 恋が教えてくれたこと



 店の中を見渡したが、残念ながら紫陽花柄の浴衣がない。
その代わり、満月を見ながら駆け回る兎の浴衣が目に止まる。
その浴衣の前で立ち止まると、「似合いそうだな。今度引っ越す場所、夏祭りあるんだろ?それに着て行けよ。
その前に俺に見せろ!」

 そう言って、店員を呼び、着て帰るから着つけてくれとお願いした。

 「それに合う帯や下駄も探してくれ、一式頂くよ」と申し付けた。

 戸惑う私に、「素敵な旦那様ですね」と年配で品のある店員が伸介を褒めた。

 否定しないあなたも優しい。


 お世辞でも、夫婦に見えるって悪くないね。
また、素敵な想い出が増えて胸がいっぱいになる。


 泣いたらダメと自分に言い聞かせ、残された時間を笑顔で愉しく過ごすと決めた。

 そう決めたのだから!
/506ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ