この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実に口づけを
第39章 愛

 青田が頼んだ一つのパンケーキを取り分けた。
洋子の皿の方に餡や生クリームを多めにして、ちょこんとその上にさくらんぼを乗せる。
そういう何気ない優しさも伝わってくる。


 「有難う御座います」

 「食べましょう。
気に入って貰えるはず」

 「はい」

 
 ナイフとフォークを使い、パンケーキを切りながら、小倉餡と生クリームを添えて人口食べてみた。

 「おっ!美味しい!」

 「うんうん。めちゃくちゃ美味いんだよね」

 同じようにして青田も口に運ぶ。

 餡と生クリームの相性がいいのは分かる。
でも、パンケーキの生地がフワフワで、口の中で絶妙なコラボレーションを繰り返した。


 「洋子さんを笑顔にする味でしょ?」

 「はい」

 「万が一、僕達が喧嘩したら、ここのパンケーキを食べましょう!
美味しいものを食べて、洋子さんを笑顔に出来るから」

 「青田さん……」

 「僕は……洋子さんとそんな関係でいたい」

 

 伸介とは全く違うタイプだと思っていた。
ーーけど、似てるとも思った。

 
 多分……
自分に何かを悟らせてくれて、自分よりいつも一歩先を見る様な男に魅了されてしまうんだ。
そんな男に追いつきたくて、ついて行きたくて………

 女になれるんだ。



 


/506ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ