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禁断の果実に口づけを
第9章 デキる女ー倉橋朋子の秘密
真下を見れば、営みが終わった後の処理を嫌がらずに、自分のペニスにしゃぶりついてくれる女が居る。
どことなく、自分と同じ匂いを持ち、与えられた仕事に一生懸命で、何とか自分を認めて貰いたい、その術を掴む為に全身で向かってくる朋子は妻の優美子より愛しく感じた。
朋子との最初の出会いは、六本木のクラブだった。
ホステスで働いていた朋子。
自分のテーブルにヘルプとしてついた朋子は、健が指名したホステスより、控え目な感じだったが、着ていたドレスからは悩ましい程のボディーラインがくっきりとしていてセクシーさを感じた。
見た目とのギャップもあり、朋子に興味を持ったが、水商売の古い掟みたいなものが邪魔をした。
指名以外のホステスと仲良くするのはご法度なのだ。
上手く遊んでいたい健はその掟も無視出来ない。
そんな健の前に、ホステスを辞めて、保険の外交員になった朋子が現れた。
健の会社に挨拶をしに訪ねてきた朋子。
二人っきりになった時、朋子から意外な事を言ってきた。
「明美さんの手前(健が指名していたホステス)風間社長さんに同じ土俵からアプローチ出来ないじゃないですか………
ずっと憧れてました」
仕事上の策略はあるにしろ、満更悪い気のしない健。
明美とは男と女の関係ではあったが、フラっと気軽に遊べる女の数にしか入れてない。
それより、薄化粧でスーツ姿の普通のOLとなった朋子にそそられてしまう。
そんな朋子が新鮮に映り、次第に惹かれていったのだ。