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禁断の果実に口づけを
第2章 秋山洋子の噂



 「……私が至らないんです…
ミスばかりしてますし、しっかりやろうとすると、空回りばかりで失敗してしまって‥‥
ーー本当にごめんなさい」



 伊織ちゃん‥‥
なんて健気なの…

 だからよね…
見て見ぬ振りをする連中の中は、伊織ちゃんに同情的な人が大半。
益々、秋山が醜く見えて嫌われてゆく。



 「もう少し、力抜いていいのよ。
仕事が楽しくなくなるわ」


 「大丈夫です!
バカな私でも、毎日失敗していれば、そのうち身についてゆくって、自分に言い聞かせてます」


 「偉いわ!
伊織ちゃん!!
絶対、伊織ちゃんはこの仕事で成功する!
だって可愛いから応援したくなるもの!」




 可愛いのはこの子の最大の武器。
食事をする姿を見ていても、アヒル口動かしながら、健気で可愛い姿勢は崩さないし、先輩である私に気を遣う配慮もあるし、怒鳴ってきた秋山の悪口一つ言わない。


 「折角、倉橋さんが誘ってくれた仕事ですし、いろんな事も勉強してゆきます!
早く、秋山代理に怒られない仕事が出来る様になりたいです…」


 「そうね。
その調子よ!
秋山代理もね‥‥あの荒んだ性格にはいろいろあるらしいのよ‥‥」


「いろいろあるんですか?」

「あんまりプライベートな事を言うつもりはないんだけどね‥‥」


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