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陽炎ーもうひとつの物語ー
第3章 三人
俺は鷺を馴染みの廓に連れて行き、筆下ろしをさせてやった。
帰る道道、よっぽど良かったと見えて足元もフワフワと覚束ねぇ餓鬼を見て、俺は笑いを堪えるのに必死だった。
また連れて来いなんて言うもんだから、軽く叩いててめぇで稼いで来いと言ってやった。
楽しみが目の前にありゃ、仕事にも精が出るってモンだ。
鷺は目が見えねぇから、実際の仕事に加えることは出来なかったが、何かさしてやりゃその分稼ぎも分配出来ると思い、情報を与えて計画を立てさせることにした。
ちょうど同じ頃、八尋が、女の格好で下働きとして屋敷に雇われりゃ、外から嗅ぎ回るより確かな情報が手に入るだろうから、それを自分にやらせてくれと言い出し。
俺は毎晩屋敷に通って逢引を装い八尋から情報を受け取った。
それを持ち帰って鷺が計画を立てる。
そして、俺と男の格好に戻った八尋の二人でその計画を遂行した。
三人で連携すると、仕事が格段にやりやすく、またデカいヤマをこなせるようになった。
帰る道道、よっぽど良かったと見えて足元もフワフワと覚束ねぇ餓鬼を見て、俺は笑いを堪えるのに必死だった。
また連れて来いなんて言うもんだから、軽く叩いててめぇで稼いで来いと言ってやった。
楽しみが目の前にありゃ、仕事にも精が出るってモンだ。
鷺は目が見えねぇから、実際の仕事に加えることは出来なかったが、何かさしてやりゃその分稼ぎも分配出来ると思い、情報を与えて計画を立てさせることにした。
ちょうど同じ頃、八尋が、女の格好で下働きとして屋敷に雇われりゃ、外から嗅ぎ回るより確かな情報が手に入るだろうから、それを自分にやらせてくれと言い出し。
俺は毎晩屋敷に通って逢引を装い八尋から情報を受け取った。
それを持ち帰って鷺が計画を立てる。
そして、俺と男の格好に戻った八尋の二人でその計画を遂行した。
三人で連携すると、仕事が格段にやりやすく、またデカいヤマをこなせるようになった。