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陽炎ーもうひとつの物語ー
第6章 決意
やっぱり。
直ぐに足洗うなんて出来ねぇ。
まだ、俺を頭と慕ってくれるアイツらを放り出すわけにゃあ行かねぇ。
せめて、一年。出来ればもう少し長くてもいい。
その間に、ちとヤマをデカくして、稼げるだけ稼ぐ。
分配を増やして、その間に人生の筋道付けてやろう。
けど、頭下げんのは最後だ。
計画ずくの解散なんぞ士気を下げるだけだからな。
兵衛は、ちっとばかり分配増やしたとこですぐ吞んじまうだろうから俺が別に預かった方が良いだろうなあ…
そして。
その間に、もし、また赤猫が孕んだら。
その時こそ俺から離そう。
一時、一人で我慢しろ、すぐに足洗って父親になってやる。
それなら、何とか言えそうだ。
ようやく、俺は腹を決めた。
直ぐに足洗うなんて出来ねぇ。
まだ、俺を頭と慕ってくれるアイツらを放り出すわけにゃあ行かねぇ。
せめて、一年。出来ればもう少し長くてもいい。
その間に、ちとヤマをデカくして、稼げるだけ稼ぐ。
分配を増やして、その間に人生の筋道付けてやろう。
けど、頭下げんのは最後だ。
計画ずくの解散なんぞ士気を下げるだけだからな。
兵衛は、ちっとばかり分配増やしたとこですぐ吞んじまうだろうから俺が別に預かった方が良いだろうなあ…
そして。
その間に、もし、また赤猫が孕んだら。
その時こそ俺から離そう。
一時、一人で我慢しろ、すぐに足洗って父親になってやる。
それなら、何とか言えそうだ。
ようやく、俺は腹を決めた。