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Short Cake〜官能短編集〜
第2章 モンブラン

「元気だったか?
だいぶ疲れているようだったけど」

「嘘!顔に出てた?
ごめんなさい、次からは気をつけるわ。」

「いいんだよ。シェリーはシェリーのままで。
それにしても日に日に綺麗になっていくね」

彼は私を抱きしめながら片手で優しく髪をすいてくれる。

「お兄様も凛々しくなられて。
大人の男性って感じね。
それよりお食事会は抜け出して大丈夫なの?」

「ありがとう。
今の話のターゲットはディランだからね。
少しくらい大丈夫さ。
それよりシェリーに会いたくてたまらなかったよ。
ディランとはうまくやっている?」

「ええ、まあ……」

突然の質問に思わず目をそらす。
どうしてそんな事聞くのだろう。

「帰って早々アイツに脅されてね。
シェリーに手を出すなって。
まるで俺に嫉妬でもしているように。」


「そう…だったの…」

どうしてわざわざ関係がバレてしまうような事を言ったのか、
全く見当もつかなかった。

でもこの質問でセドリックお兄様の目が変わったのが分かる。

探ろうとしているんだ、私たちの関係を。
バレたら、私はもうこの屋敷にはいられない。

「ディランお兄様ったら優しいから…」

「それだけなのか?」

彼は私を壁際に追い詰めるとドンと壁を叩いて至近距離で見つめてくる。

あまりの顔の近さに恥ずかしくなって目をそらす。

「シェリー…
実は俺、聞いたんだよ。
君が快感に声を上げるのを」

顔が引きつり、冷や汗が一気に噴き出してくる。


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