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Short Cake〜官能短編集〜
第2章 モンブラン
うそ。
うそでしょ。
だめ。カマをかけられてるのかもしれない。
それでも良い言い訳が見つからない。
「そんなの…うそよ…」
セドリックお兄様は強引に私の顎を掴み上げると、唇を合わせた。
「んんっ!?ん………」
角度を変えて何度も何度も口付けする。
まるで私に発言権を与えまいと…
「あんな昼間から、
誰と、何をしてたの?」
「んっ……んん!はあ……」
私を強く抱きしめながら壁に体を押さえつける。
私の頭は壁と彼の唇に挟まれ、身動きが取れない状態だった。
「だめ……セドリック…お兄様…」
「君とディランがそういう関係だっていうなら、俺も容赦しないよ。」
そう言って私の唇を割って舌を差し込んでくる。
「んんっ……んぅ……おに…さまっ
はあ……はなし…てっ…ん!!」
「ディランもいつの間にか男になってたんだな。
俺の可愛いシェリーに手を出すなんて」
彼の舌は私の舌を絡めとり、口内でうねうねと暴れ回る。
部屋の扉が開いているにもかかわらず、
お兄様は私を解放しようとはしてくれない。
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