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BLACK WOLF~調教~
第2章 深紅
ドライブスルーのお客様を見送った後、誰にも見られてないことを確認しながら、ふぅっと溜め息を吐き店内のカウンターに戻る。
いつ何時お客様がいらっしゃるかわからない。
腰や体の激痛に耐えながらカウンターに戻ると━━━━
「どうしたんスか、舞さん。元気ないッスね~」
「え?あ…」
カウンターの中、私の隣に立っているのは
「元気ね、白石君は…」
白石 隼人-しらいし はやと-18歳。
歳は私の2つ下の大学生で、私が入ってから1週間後に入った後輩。
「目の下に隈出来てますよ?それに、顔色も悪いし」
…昨日のあれのせいだ。
眠ろうにも体は疼くし、だけど全身はズキズキ痛いしでろくに眠れなかった。
寝返りを打っただけでも激痛が走る。
「…大丈夫。何でもないから」
「気を付けないと…、舞さんの歳ならお肌の曲がり角なんてすぐ来ちゃいますよ~」
「な…っ!」
アハハ~と、笑う白石君。
口は悪いが、まぁ生意気な若者ってだけでそこまで腹は立たない。
爽やかなんだけど、人懐っこいというか、犬みたいな性格。
だからなのか、憎まれ口を叩いても許せてしまう。
このお店、人手不足なのか何なのかわからないが白石君とはよくシフトが被る。
「…白石君の明るさを少し分けて欲しい」
「何スか、それ?もしかして、彼氏の事で悩んでんスか?」
「……まぁ」
若さから来る勢いでグイグイと話題の中に入ってくるこの社交性に押されて思わず返事を返した。
18歳の男の子に話せるような内容じゃないけど、悩んでるのは悩んでるし…。
年下に相談したって仕方無いけど、愚痴ぐらいは吐いてもいいだろう。
いつ何時お客様がいらっしゃるかわからない。
腰や体の激痛に耐えながらカウンターに戻ると━━━━
「どうしたんスか、舞さん。元気ないッスね~」
「え?あ…」
カウンターの中、私の隣に立っているのは
「元気ね、白石君は…」
白石 隼人-しらいし はやと-18歳。
歳は私の2つ下の大学生で、私が入ってから1週間後に入った後輩。
「目の下に隈出来てますよ?それに、顔色も悪いし」
…昨日のあれのせいだ。
眠ろうにも体は疼くし、だけど全身はズキズキ痛いしでろくに眠れなかった。
寝返りを打っただけでも激痛が走る。
「…大丈夫。何でもないから」
「気を付けないと…、舞さんの歳ならお肌の曲がり角なんてすぐ来ちゃいますよ~」
「な…っ!」
アハハ~と、笑う白石君。
口は悪いが、まぁ生意気な若者ってだけでそこまで腹は立たない。
爽やかなんだけど、人懐っこいというか、犬みたいな性格。
だからなのか、憎まれ口を叩いても許せてしまう。
このお店、人手不足なのか何なのかわからないが白石君とはよくシフトが被る。
「…白石君の明るさを少し分けて欲しい」
「何スか、それ?もしかして、彼氏の事で悩んでんスか?」
「……まぁ」
若さから来る勢いでグイグイと話題の中に入ってくるこの社交性に押されて思わず返事を返した。
18歳の男の子に話せるような内容じゃないけど、悩んでるのは悩んでるし…。
年下に相談したって仕方無いけど、愚痴ぐらいは吐いてもいいだろう。