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BLACK WOLF~調教~
第3章 金色
「見たところ…、その白石とか言う坊や、まだまだ若いな。学生か?」
「な、何を…?」
「調べればどこの大学かすぐにわかりそうだな…」
ま、まさか…。
まさか黒埼さん、白石君に何かするつもりじゃ…。
その時、私の脳裏に嫌な思い出が蘇った。
ハルちゃんの事だ。
私の幼馴染みで私の事を好きだと言ってくれたハルちゃんも、黒埼さんの手にかかり1度はボロボロにされてしまったんだ。
まさか、黒埼さん…、白石君にも同じ事を…!?
「や、やめて下さいっ!白石君は何1つ関係ありませんっ!」
黒埼さんならやりかねない。
白石君の通う大学を調べて大金を使って嫌がらせをする、黒埼さんにとってみれば容易いことだ。
そんな事、絶対にさせない…っ。
白石君は私の事を心配してくれただけ。
私に関わったせいで白石君の人生がメチャクチャになるなんて、そんな事絶対に許さない…っ!
「お願い!白石君には手を出さないで下さいっ!もう2度と白石君とは話したりしませんからっ!!」
腕に絡まった鎖をガチャガチャ鳴らしながら必死に黒埼さんに訴えた。
白石君には手を出さないで…。
ただ、私の事を心配してくれただけ…。
あんな優しい子に何をしようと言うの?
すると、黒埼さんはニコリと笑い
「そんな大声を出すな。喉を痛めて声が枯れるぞ」
「へ?」
そう言うと、テーブルの上に置かれていたワインに手をかけた。
…この部屋に連れて来られた時からあったあのワイン。
昨夜、私が眠った後にここで飲んでたのだろうかと思って深くは気にしなかったが。
「な、何を…?」
「調べればどこの大学かすぐにわかりそうだな…」
ま、まさか…。
まさか黒埼さん、白石君に何かするつもりじゃ…。
その時、私の脳裏に嫌な思い出が蘇った。
ハルちゃんの事だ。
私の幼馴染みで私の事を好きだと言ってくれたハルちゃんも、黒埼さんの手にかかり1度はボロボロにされてしまったんだ。
まさか、黒埼さん…、白石君にも同じ事を…!?
「や、やめて下さいっ!白石君は何1つ関係ありませんっ!」
黒埼さんならやりかねない。
白石君の通う大学を調べて大金を使って嫌がらせをする、黒埼さんにとってみれば容易いことだ。
そんな事、絶対にさせない…っ。
白石君は私の事を心配してくれただけ。
私に関わったせいで白石君の人生がメチャクチャになるなんて、そんな事絶対に許さない…っ!
「お願い!白石君には手を出さないで下さいっ!もう2度と白石君とは話したりしませんからっ!!」
腕に絡まった鎖をガチャガチャ鳴らしながら必死に黒埼さんに訴えた。
白石君には手を出さないで…。
ただ、私の事を心配してくれただけ…。
あんな優しい子に何をしようと言うの?
すると、黒埼さんはニコリと笑い
「そんな大声を出すな。喉を痛めて声が枯れるぞ」
「へ?」
そう言うと、テーブルの上に置かれていたワインに手をかけた。
…この部屋に連れて来られた時からあったあのワイン。
昨夜、私が眠った後にここで飲んでたのだろうかと思って深くは気にしなかったが。