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BLACK WOLF~調教~
第3章 金色
私、いつの間にベッドに…?

確か黒埼さんに攻められ続けて…、それで、気絶したのかな?

あんまり覚えてない…。

ベッドに横たわりながら天井の電気を見つめながらぼんやり考えていると。





「よぅ。起きたか?」

ふっと声のした方、ベッドの脇に視線を向けると私のすぐ横に黒埼さんが立っていた。

下はズボン、上半身は裸で濡れた髪をタオルで拭きながら。

シャワーを浴び終えたところってとこかな?

「あ、あの…」

「先にシャワーを浴びさせて貰った。起きる気配がなかったんでね」

「じ、じゃあ…」

「俺がイッたのと同時に気絶してた」



…やっぱり。

何と無くそんな気がして聞くのを躊躇ってたがやっぱり気絶してたみたいだ。

散々大口を叩いた癖に結局最後は黒埼さんの手の中に落ちてしまう。

いつもこうだ。


自分で自分が嫌になる私を尻目に黒埼さんは何食わぬ顔で髪の毛の水滴を拭き続けている。




だけど…




黒埼さんの手中に落ちた事や、潮を吹いた瞬間や、気絶した事、そんな事よりも私の頭の中は焦っていた。

そんな恥ずかしさが一気に吹き飛ぶほど。




「く、黒埼さん…、あの…」

「あ?何だ?」




ど、どうしよう…。

白石君の事。

イカないって約束だったのに、結局何回も何回もイッてしまってた。

どうしようもないぐらいに乱れて、最後は私から黒埼さんを求めるように渇望して

それから…

それから…っ!!



「し、白石君の、事なんですけど…」

「あぁ。そう言えば、この勝負は俺の勝ちだな」

ニヤリと笑った黒埼さん。

正直、勝負に乗るつもりなんか無かったしあんな薬や道具を使うなんて思ってもなかった。



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