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BLACK WOLF~調教~
第3章 金色
「な、ななな何でっ!?何で白石君がここに…っ!?」

ここは黒埼さんの邸で、ここは誰にも見せられない黒埼さんが改装したであろう拷問部屋。

なのに、何でここに白石君がいるのっ!?

白石君、今日は友達のいるクラブに行くって…、さっき職場でわかれたばかりなのに。


パニックなる頭を抱えていると、黒埼さんが







「隼人には何もしないさ。つーか、最初から何かするつもりはなかったよ。━━━従兄弟なんだから」

















は?え…?

いとこ…?

いと、こ…??





━━━━━従兄弟っ!!??










「従兄弟っ!?」

布団から顔を出して黒埼さんを見た。

黒埼さんは更に勝ち誇ったような顔で私を見ていた。

対する白石君は少し申し訳なさそうな顔でえへへと笑っている。


「し、白石君と黒埼さんが、い、従兄弟って…」


そう言えば、今さっき黒埼さん、白石君の事を"隼人"って下の名前で呼び捨てにしてた。

い、一体どういう…。







「隼人は俺の親父の、弟の息子だ。
うちの親父は偏屈だったし、弟とは半絶縁に近い状態で交流はほとんどなかったみたいだが。
隼人の存在を知ったのは親父が亡くなって何年かしてから、親父の身辺調査をした時にわかったんだ。
大企業の社長が亡くなったとなると、他会社の契約の事とかを調べないといけないんで、一応身辺調査ってのが入るから」

「で、その時に弟や隼人の事を知ったんだ。
それまでは従兄弟の存在なんて全然知らなかったし気にも止めてなかった。
だが、俺に残された唯一の血縁者だからコンタクトを取ることにした。
そしたらなかなかいい奴でな」








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