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料亭『満月』
第1章  
奥の壁を貫くように、何度も突き上げた。
「あんっ! んんっ! ああっ!」
突き上げるたびに悲鳴に近い声が上がる。
「今回のは、少々荒っぽく扱っても、大丈夫なようだ」
動きとともに、彼女の中を擦る私のものが硬くなり始めた。
どんどん硬くなる。
「仁科君、君が推すほどのことはある。実にいい性能を持っている。合格だ。最後に合格証を君にあげよう。 私が認めた証しだ」
私はスピードを早めた。
彼女はこれから何が起こるのか悟ったのだろう。
「中はだめです……中には出さないで! お願い、お願いします! 外にお願いします!」
喘ぎ声にまじって、必死に、懇願する声が何度も発せられた。
「お願いです! 中にだけは! ああっ! お願いです!」
私は、その鳴き声に近い言葉を聞きながら、一層ピストン運動のスピードを上げた。
彼女の体は激しく揺さぶられ、乳房がそれに合わせて縦に揺れる。
喉からは、拒絶と艶めいた高い声が、吐き出されつづけた。
「あっ! いやっ! 専務、お願いです! あっ! いやっ!」
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