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料亭『満月』
第1章
少し明るめに染めた肩のところで内側にカールした髪。
丸顔は若いというより幼さが見えた。
二十代半ばだろう。
上下紺色のリクルートスーツ、背丈は小さいが胸とお尻の張り出しが大きい、肉感が見て取れる。スーツのボタンから上の胸元が窮屈そうだ。
短めのタイトなスカートも体にぴったりと張り付いて動きづらそうに見える。
緊張しているせいか視線が時折泳ぎ、肩に力が入っているのが分かる。
私は名刺をのぞき込みながら言った。
「君が仁科君か……うちの若い男たちがずいぶん騒いでいたよ、うちに可愛い営業が来たと言って」
彼女を見つめた。
彼女は視線を外し、照れたように目を伏せ「そ、そんな……」と口ごもった。
まだこの仕事には慣れていないようだ。
丸顔は若いというより幼さが見えた。
二十代半ばだろう。
上下紺色のリクルートスーツ、背丈は小さいが胸とお尻の張り出しが大きい、肉感が見て取れる。スーツのボタンから上の胸元が窮屈そうだ。
短めのタイトなスカートも体にぴったりと張り付いて動きづらそうに見える。
緊張しているせいか視線が時折泳ぎ、肩に力が入っているのが分かる。
私は名刺をのぞき込みながら言った。
「君が仁科君か……うちの若い男たちがずいぶん騒いでいたよ、うちに可愛い営業が来たと言って」
彼女を見つめた。
彼女は視線を外し、照れたように目を伏せ「そ、そんな……」と口ごもった。
まだこの仕事には慣れていないようだ。