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* 花音’s short story *
第11章 *美羽 × 恒 ~ snow kiss ♡ ~
それから、雑誌を読んだり、たまに小声で言葉を交わしている間に数時間が過ぎた。
ネットで電車の運行状況を調べて、そろそろ大丈夫そうだから帰ろうということになり、私たちはインターネットカフェを出た。
いつもは人通りが多い駅までの道も、今日は閑散としている。
なんだか別世界にいるような、不思議な感覚 ── 。
「なんか違う世界にいるみたいだな」
「……うん。そだね」
恒ってば、私と同じことを考えてる。
ネットで電車の運行状況を調べて、そろそろ大丈夫そうだから帰ろうということになり、私たちはインターネットカフェを出た。
いつもは人通りが多い駅までの道も、今日は閑散としている。
なんだか別世界にいるような、不思議な感覚 ── 。
「なんか違う世界にいるみたいだな」
「……うん。そだね」
恒ってば、私と同じことを考えてる。