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* 花音’s short story *
第4章 ◆ episode3 ** 藤枝 美羽 × 結城 恒 編
「俺は……1日が終わって、こうやって夜眠る時に隣に美羽さんがいて……それだけでいいんだ。だから……一緒に暮らそ?」
「……ご飯作れなくても?」
「俺がいつでも作ってあげるよ……って前に言ったことあったよね?」
「……掃除も洗濯も出来なくても?」
「そんなの週末に2人でやればいい。俺に甘えて、頼ってくれたらいい………大丈夫。俺たちはうまくやっていける。きっと楽しいから」
……毎日頑張っている彼女がいつでも甘えられる場所を作りたいと思った。それは本当だ。
だけど今は……ただ俺の側にいて欲しい ──。
こんな自分勝手な願いだけど……受け入れて欲しいんだ。
しばらくの沈黙の後 ──。
「ありがとう……。私も一緒に暮らしたい」
美羽さんが穏やかな声で言った。
「……ご飯作れなくても?」
「俺がいつでも作ってあげるよ……って前に言ったことあったよね?」
「……掃除も洗濯も出来なくても?」
「そんなの週末に2人でやればいい。俺に甘えて、頼ってくれたらいい………大丈夫。俺たちはうまくやっていける。きっと楽しいから」
……毎日頑張っている彼女がいつでも甘えられる場所を作りたいと思った。それは本当だ。
だけど今は……ただ俺の側にいて欲しい ──。
こんな自分勝手な願いだけど……受け入れて欲しいんだ。
しばらくの沈黙の後 ──。
「ありがとう……。私も一緒に暮らしたい」
美羽さんが穏やかな声で言った。