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* 花音’s short story *
第5章 ◆ episode4 ** 瀬戸 美月 × 永瀬 陸 編
そして ────。
私の願いが通じたのか、私たちの乗ったゴンドラは ” ピンク ” だった。
ゆっくりとゴンドラは地上から離れていく。
………まさかホントにピンクのゴンドラに乗れるなんて。嘘みたい。
胸の鼓動が早くなる。
でもよく考えたら観覧車の中でキスなんて……陸がするわけないよね。
だけど、せっかくこのゴンドラに乗れたんだし……。ここは私が……!
よし!
「陸、隣座っていい?」
向かいに座る陸に一声かけて、立ち上がる。
「バカ!お前急に立つな」
陸が私の腕を掴んで、隣に座らせた。
珍しく焦った様子の陸。
まさか ──
「……陸って高いところ苦手なの?」
私の一言は図星だったみたいで、陸は不機嫌な顔を向けた。
私の願いが通じたのか、私たちの乗ったゴンドラは ” ピンク ” だった。
ゆっくりとゴンドラは地上から離れていく。
………まさかホントにピンクのゴンドラに乗れるなんて。嘘みたい。
胸の鼓動が早くなる。
でもよく考えたら観覧車の中でキスなんて……陸がするわけないよね。
だけど、せっかくこのゴンドラに乗れたんだし……。ここは私が……!
よし!
「陸、隣座っていい?」
向かいに座る陸に一声かけて、立ち上がる。
「バカ!お前急に立つな」
陸が私の腕を掴んで、隣に座らせた。
珍しく焦った様子の陸。
まさか ──
「……陸って高いところ苦手なの?」
私の一言は図星だったみたいで、陸は不機嫌な顔を向けた。