この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
* 花音’s short story *
第5章 ◆ episode4 ** 瀬戸 美月 × 永瀬 陸 編
その瞬間………



陸の唇が触れていた ──。


ちゅっとリップ音を鳴らして、離れる。


「陸………な……んで……」

「そのために乗ったんだろ?」

「へ?」

陸は友達の麻友から、この観覧車のジンクスを聞いたと言った。

確かに……麻友には話したけど。



それじゃあ陸は知ってて、苦手な観覧車に付き合ってくれたの?


「顔赤い。ここまで引っ張って来たの美月だろ」


………そうだけど、恥ずかしい///

でもそれよりも嬉しい気持ちが胸いっぱいに広がっていく。



「陸………ありがとう。でもね……まだてっぺんじゃないよ?」


私がそう言うと、またすぐに唇が塞がれた。


「……っ!だから、まだてっぺんじゃない……っ!」



さっきのキスとは違って、角度を変えて繰り返されるキス ──。


「んんっ!」


そのうちに、深く口づけられて……強く引き寄せられた。


長くとろけるようなキスに私も応える。頭の中がジンと痺れて……。



ようやく離れた唇。

陸が私の身体を抱き締める。



キスに夢中になっている間に、ゴンドラはてっぺんを通り過ぎていた。
/105ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ