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* 花音’s short story *
第8章 *美月 × 陸 ~ 2人のお正月♡ ~
いつも陸は私の好きなもの作ってくれるから。

今日もやっぱりそうだった。


付き合い始めて、陸の優しさに触れる度に、私は陸のことが好きになってるなぁ。


でもまだ……その……慣れないこともあるんだけどね……///



夕食後、陸が淹れてくれたコーヒーを飲みながら、のんびりとした時間を過ごす。


そして………。

「今日はどれにしようかなぁ……」

「おい……もう変なもん入れんな」

「なに……変なもんって。入浴剤だよ?」

「こないだすっげー甘い匂いがして、翌日まで取れなかった」


げんなりした様子の陸。


あ~……あれは、バニラの匂いがキツくて……。


翌日、麻友に「2人同じ匂いする」ってからかわれたっけ。


「大丈夫!今日はそういうのじゃないのにするから。麻友がね、色々くれたんだ♡」

「………入れるならあんまり匂わないヤツな」


「うん!じゃあ今日は陸に選ばせてあげようか?」

「あげようか?ってお前な……」
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